2015年11月30日、長谷部誠選手がデンマークのコペンハーゲンにあるユニセフ物資供給センターを訪問しました。
この物資供給センターは、サッカー場約3つ分の大きさにも及ぶ、世界最大の人道支援物資倉庫です。ここからユニセフの緊急支援の現場に48時間以内に届けることができるそうです!
包帯やピンセットなど医療現場に必要なものや、ノートや鉛筆など勉強に必要なものはもちろん、分娩(ぶんべん)台や保健スタッフ用の自転車まで、およそ850点の物資が厳しい管理のもと保管されています。
その中で、もっとも多く扱っているのが、子どもたちの命を守るワクチンなのです。   センターに着くと、職員の方からセンターの概要や、このサイトのMEMBERS から支援される「はしかのワクチン」についての説明を受けました。
ワクチン1
 
「はしかのワクチン」は、日本では95%以上の接種率ですが、アフリカを中心に80%に満たない国がたくさんあり、中には50%にも満たない国があるそうです。 ワクチンは液体と粉末に分けて輸送され、支援の現場で混ぜ合わせることで完成することなど、実際に手に取りながら聞きました。 MEMBERS のみなさんから支援される「はしかのワクチン」についてみなさんを代表して視察した長谷部選手、届くまでの品質管理がいかに大変かということに加え、あらためて世界にはまだまだ受けることができていない子どもたちがたくさんいるということを実感しました。
ワクチン2  ワクチン3
 
続いて巨大な倉庫を見学した長谷部選手。最大36,000パレット分の物資を保管し、全ての物資はバーコードで管理されています。クレーンロボットが各棚の間を動いて物資の出し入れをしていますが、万一、クレーンが故障して出荷できない物資が発生しないよう、物資は分散して保管されているそうです。
ワクチン4
 
梱包ラインでは、非常事態が続くシリアに送られる、主にコレラなどの下痢性疾患用の資材など医薬品類を出荷する作業を手伝いました。決められたさまざまな種類の医薬品を全て箱に収めるのに少し苦労した長谷部選手。現場のスタッフの方にアドバイスをもらいながら全てきちんと収めることができました!
ワクチン5
 
さらに、約80人分の遊具やスポーツ用品が入ったレクリエーションキットの梱包もおこないました。遊んだり、体を動かすことも成長期の子どもたちにはとても大切なことで、緊急支援の現場でも入れ替えたりせずにすぐにキットが使えるよう、さまざまな種類のものを破損しないようジェラルミンケースに隙間なく詰め込みます。中でもサッカーボールはとても人気だそうで、数を増やしたり、品質の強化を進めているそうです。
ワクチン6
 
最後に見学した支援物資のショールームでは、ワクチンの温度管理のために容器に施された工夫について聞いたり、栄養不良の子どもたちのためにピーナッツを原料に開発された栄養治療食の試食もおこないました。
ワクチン7ワクチン8
 
長谷部選手のコメント
「支援物資を安全に、迅速に送るためには、たくさんのプロセスがありました。お金を送るだけではなく、そういうことを知ることは、とてもよい経験になりました。世界にはまだまだワクチンが行き届かない場所があること、ワクチンがどのように生産されているかを知りました。これからも、応援してくださる皆さんとともに支援を続けていけたらと思います」
 
番外編
当日は、物資センターの食堂でお昼ご飯を食べた長谷部選手。鶏肉と野菜のチョイスから野菜を選んでいました。お米にきゅうりなどの野菜とサワークリームを和えた、さっぱりとしたおいしいメニューでした!
ワクチン9